ジュディス・デュラム(Judith Durham)

オーストラリア、ビクトリア州エッセンドン出身。

オーストラリアでは伝説のフォークソンググループ、ザ・シーカーズのメインボーカルとして1960年代に活躍した。

その後はソロに転身。

ジュディス・デュラム

90年代初めに犠牲者を伴う車の事故に巻き込まれる。人の命のはかなさを身にしみて感じたのだろうか。復帰を待ち望むファンの声も多かったようで、ザ・シーカーズに再び加わることになった。

1994年には、AFLグランドファイナルのオープニングセレモニーでザ・シーカーズは国歌を含む4曲を熱唱。そのときジュディスは50代だったが、昔と変わらぬ彼女の美声に10万人の観衆が酔いしれた。

その活動は徐々に増え始めると思われたが、AFLグランドファイナルのイベントの数ヶ月後にジュディスは夫をなくすことになる。

2013年、70歳のジュディスは脳内出血を患い読み書きの能力を失ったが、懸命のリハビリの結果その力を取り戻した。