オーストラリアで依存性薬物は蔓延している。

日本で依存性薬物(ドラッグ)の大麻が大学生の間でも広まっているニュースが去年ありましたが、オーストラリアでもドラッグは大きな問題です。

豪州では、国の法律と地方の条例でドラッグを取り締まることができるようになっていますが、ドラッグの利用は後を絶ちません。

ドラッグにはスピード(speed)、エクスタシー(ecstasy)、アイス(ice)などいろいろな種類があるようですが、これらの単語は一般のニュースで普通に目や耳に入ってきます。それだけ身近なものだといえます。

日本からの観光で有名なケアンズでは、先日両親(父親24歳と母親22歳)が生後2ヶ月の実の娘にエクスタシー半錠を誤って飲ませ、薬物所持等の罪で起訴されました。

法的な理由でその両親の名前や顔は公表されていません。モザイクが顔にかかった写真を見る限り至って普通です。

そんな男女が、普通にドラッグをもっているのが怖いです。生後2ヶ月の赤ちゃんがエクスタシー半分を飲み込んだら、それは成人の10錠に等しいらしく、また、脳や内臓機能障害を引き起こす可能性もあるそうです。

ドラッグの根絶はどの国でも無理、あとは個人の意思、ということでしょうか。社会の啓蒙活動も一段と強めていかなければならないでしょう。